サイドフック式短機関銃『イフリート』 -IFREET-

長物第二弾。ブルパップ・レイアウトによりトリガーから先を極端に短縮し、全長を抑えたコンパクトなサブマシンガン。銃側面に輪ゴムを装填するサイドフック式。上面のレールマウントに光学サイトを搭載。ミリタリーテイスト溢れる架空の銃デザイン。この風貌から、放たれるのが輪ゴムとは誰が想像し得ようか。


■主要諸元 回転翼式フルオート連発銃 / 輪ゴム装弾数:20発 / 翼形状:十字型(フック数:4) / 銃全長:390mm / 銃身長:170mm / 銃全高:140mm(ダットサイト非装着時) / 重量:約1600g(ダットサイト装着時)


使用素材:アルミ平板・アルミ形材・スチール角パイプ・ボンデ鋼板(フレーム/他)/ステンレス(機関パーツ/他)/MDF板(グリップ/他) 黒いパーツは焼付け塗装されたアルミ材。鉄製とMDF製パーツにはスプレー塗装を施す。当初は「イフリート(=炎の魔人)」をイメージしたレッドメタリックだったが、イマイチ気に入らなかったのでカーキに塗り直した。


■横掛け式フルオート連発 輪ゴムの装填はバレルカバーを開き、銃左側面に1本ずつ掛けていく。ゴム銃の場合、通常は輪ゴムを掛ける銃身上部に何も配置する事は出来ないが、横掛け式にすることで、上部の制約がなくなり自由なデザインが可能に。これにより最新鋭の銃火器にあるレイルシステムとアクセサリーの搭載を実現。ゴム銃らしからぬ意匠の実現にも一役買っている。


 回転翼を用いたフルオート式ゴム銃で欠くことの出来ない遅延装置には今回も苦戦を強いられた。

詳しい説明は省くが写真左の初期案は失敗に終わり、写真左下のイエティ30やコカトリスに設けたものと同様の方式でどうにか完成。残段数によって大きく変化する回転翼に掛かる力に応じて効き具合も変化する装置なのだが、フルオートで輪ゴムをばら撒く快感を浸るに十分な時間を作ってくれるようにするのはとても難しい。効きが強いと途中で止まるし、弱いと一瞬で撃ち尽くす。今作も膨大な時間を費やし完成させたが、まだ納得には至らない。

 とは言え、デザイン優先で設計した結果が「横掛け式フルオート連発」という他に類を見ない機構をもたらした。

競技に用いるゴム銃でないなら、不要な装飾を満載にしたっていいと思う。
輪ゴムさえ放てれば、あと見た目重視で作ったゴム銃があっていいと思う。
また一つ無駄なものを作ってしまったw