サイドフック式『ファルコン6 レッドライン』 - Falcon6 RED LINE -

ゴム銃射撃競技で作者自身が用いる銃、ファルコン・シリーズの6作目。ボツ・スパイラルに陥った後継機の開発。この負の連鎖を断ち切る真打がついに登場。開発難度:過去最高、製作時間:過去最長、調整時間:過去最長、開発目標:「世界記録を塗り替えるCP銃」。妥協なき挑戦の末、完成したこの銃は悲願の後継機=最後の隼となり得るか。


■主要諸元 瞬間解放式単発銃 / サイドフック(横掛け)方式 / 銃身長:155mm / 銃全長:220mm / 銃全高:145mm / 重量:約495g / 使用素材:アルミ(フレーム)MDF板(グリップ)ステンレス(トリガー・ホールドフック・他)


■辿り着いたレイアウト ミッドシップ型の4代目『Tクロス』をベースに、全高を高くし装填時の窮屈さを解消した配置。グリップの位置はTクロスよりやや後方に。CPという競技は素早く装填する事と装填ミスをしない事が何よりも重要で、操作性に優れた銃はレイアウトによるところが大きく、設計段階でほぼ決まってしまう。いくつもの失敗作から得た経験をもとに、最も自分にとって使いやすいであろう配置となっている。


■赤い線の照準器 通常のレーザーサイトは照射される「点」を標的に合わせるが、この『レッドライン』の場合、名前の由来でもある「赤い線」が縦方向に照射される。これにより左右の照準は、揺れ動く標的に対し点よりも遥かに合わせやすい。一方、縦線のみなので上下の照準は合わせられない。CPという競技は吊るされた標的のコインから12cm上の糸までが命中とみなされることから、上下の狙いはまず外すことがなく、左右のみに重点を置いたCP銃専用型の照準器となっている。