精密射撃モデル『グリフォンmk-II』 - GRIFFON mk-II -

作者自身がゴム銃射撃競技で使用する精密射撃モデル。その頂点に君臨するべく開発された最新鋭機。命中精度、操作性、美しさ、、そのすべてが新たなベンチマークを打ち立てる──。

■主要諸元 瞬間解放式単発銃 / 重量:約620g(電池を含む) / 銃身長:275mm / 銃全長:345mm / 銃全高:120mm / 使用素材:アルミ形材(銃身)・アルミ平板(フレーム類)・ステンレス平板(トリガー・フック・フレーム類・他)・MDF板(グリップ)
ふんだんにステンレスを使用したため、競技用の単発銃としては異例の重さとなっている。


開発には構想・設計1ヶ月、製作1ヶ月もの期間を要した。初代グリフォンの機能性とベルクートのデザイン性を併せ持ち、作者自身の専用銃としてゴム銃射撃競技での運用を想定し開発されたプレミアム・ワンオフモデル。


■複雑な内部構造 ホールドフック、スライドパーツとその周囲のセンターに位置する部品はすべて3mm厚のステンレス製。その両側に1.5mm厚のステンレス製インナーフレーム、さらにその両側に3mm厚のアルミ製メインフレームという5層構造。トリガーは5mm厚のステンレス製。トリガーガードは6mmのアルミ製。ややこしくて設計の最中、たびたび頭が混乱に陥るw


そして発射機構とは別にレーザーサイトの為の電子部品の配置と配線の取り回しがさらに内部を複雑にしてくれている。特にグリップ内部は2つのスイッチと電池がひしめき合い、市販の電池ケースを使用する余裕がなく端子などを自作する羽目に。


レーザー発光部は、ホールドピンから離れない位置にした方が、射程距離の変化による弾道と光軸のズレが生じにくい。そこで初代同様、ホールドピン直下にレーザー発光モジュールを設置。断面が長丸の銃身パーツの内側に丁度良く収まっている。


■プレミアムなグリーンレーザー トリガー下部に設けたメインスイッチを押すとインジケーターランプが緑色に点灯し、トリガーを少し引くとレーザーが照射される。グリーンのポイントを標的に合わせさらにトリガーを引くと輪ゴムが命中する寸法だ。ただし、レーザーのポイントは10m先でも楽に到達するが、輪ゴムの有効射的距離は長くても3m程度。そもそもレーザーサイト搭載ゴム銃っていう存在自体、オーバースペックというべきか。。


使用する電池には3Vの電圧が必要で、容量(Ah)が大きく、本体は小さいものが必要だったので、CR123Aというデジカメで使われている電池を採用。この電池はお高いのが欠点。また交換のし易さも考慮。底板のネジを外すと内蓋を押しのけ電池が飛び出てくる。


グリップは、これまでいつくもの競技用モデルを手掛ける中で導き出した自分にとって最も手に馴染む形状。620gもの重さだが程よい重量バランスも相まって、思わず手に取りたくなる握り心地のよい銃に仕上がった。一回り大きい初代の重量が475gということからも、このMk-IIはギュッと中身が詰まっているのが解る。


■掲載一覧

『週刊誌フライデー』6月19日号「タダ動画」

『夕刊ニコニコニ​ュース』~​6月5日版~

『GIGAZINE』輪ゴムを狙ったところに確実に当てるレーザー照準搭載のゴム銃「グリフォンmk-Ⅱ」

『ITmedia ガジェット』ナニコレ:レーザーサイト付きで百発百中 「本気すぎるゴム銃」話題に